最強開運日とは?

古くから日本では「天が味方する日」とされる特別な日があります。それが天赦日(てんしゃにち)や一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)などの“開運日”で、行動を起こすタイミングを開運日に合わせることで願いが叶いやすくなるといわれています。ここでは、代表的な5つの開運日の意味と、運を引き寄せる上手な活かし方を紹介します。

天赦日(てんしゃにち)

「天がすべての罪を赦(ゆる)す日」と言われる、最上級の吉日です。どんなことを始めても天が味方してくれるとされていて、新しい挑戦や人生の転機にぴったりのタイミングです。結婚、開業、引っ越し、口座開設など、これからの幸せや繁栄につながる行動を起こすのに最適です。この日は、自分の願いや目標を言葉にしてみるだけでも、良い流れが訪れるきっかけになるかもしれません。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

「一粒のもみが万倍にも実る」とされる日で、コツコツと積み上げてきた努力が実を結びやすいタイミングです。新しいことを始めたり、小さな種まきをしたりすることで、やがて大きな成果に育っていくでしょう。特に貯金・投資・財布の新調などのお金に関することに縁起が良いとされています。ただし、「悪いこと」も万倍になりやすいので、借金やトラブルごとには気をつけるようにしてください。

寅の日(とらのひ)

「千里を行って千里を帰る」と言われる虎(寅)のように、出て行ったものが戻ってくる縁起の良い日。旅立ちや金運に関わることにとても向いています。特に「お金が戻ってくる」という意味から、財布を新調したり、投資を始めたりするのにおすすめ。行動力が高まる日でもあるので、気になっていた場所に出かけてみるのもいいかもしれません。

巳の日(みのひ)

金運・財運にご利益があるとされる日で、巳(へび)が弁財天の使いとされることから、「豊かさ」や「実り」をもたらすタイミングといわれています。お金に関する新しいことを始めるのにも良いですし、弁財天へお参りするのもおすすめです。また、芸術や美容の分野で新しいことに挑戦するのも◎。少し背中を押してもらえるような、不思議な後押しを感じられる日になるかもしれません。

己巳の日(つちのとみのひ)

巳の日の中でも、特に金運と縁の深い特別な吉日です。巳(み)は弁財天の使いとされ、お金や芸術、美にまつわるご利益を授けてくれるといわれています。なかでも「己(つちのと)」は“調和と再生”を意味する日で、金運アップのお参りや財布の新調、芸事の稽古始めにもぴったり。この日にお願いごとをすれば、長く続くご縁や繁栄に結びつきやすいとされています。