タロット解説:死神(Death)
No.13 死神 (Death)
タロットカード 【死神】の解説
タロットカードの大アルカナ「死神(Death)」は、終わりと再生、変容を象徴するカードで、伝統的な絵柄では白馬にまたがる骸骨の姿が旗を掲げて進む様子が描かれています。旗に描かれた白いバラは「浄化と再生」を象徴し、背景には朝日が昇り、新しい光が世界を照らしています。この絵柄は「終わり」と「始まり」が表裏一体であることを示しています。番号は「13」。一見不吉な数字ですが、タロットでは「大きな変化」や「再生への扉」を意味します。死神は単なる終わりを告げる存在ではなく、「古いものを手放し、新しいものを迎える準備」を教えてくれるカードなのです。一般的な解釈として、死神は「終焉」「手放し」「変容」「再生」を意味します。恋愛では、関係の終わりや新しい出会いの前兆を暗示し、仕事では古いやり方の終了や環境の変化を表すことがあります。ポジティブな側面では「新しい始まり」「生まれ変わり」「不要なものを整理する勇気」を示し、ネガティブな側面では「喪失」「別れの痛み」「変化への抵抗」を意味します。死神は「避けられない変化は新しい未来の入り口」ということを私たちに思い出させてくれるカードなのです。
こだたまは【死神】のカードを どう読んでいる?
死神のカードからは「終わりを恐れず、新しい始まりを受け入れて」っていうメッセージを感じるよ。恋愛や対人面では、過去の関係に区切りをつけることで、新しい出会いや本当に必要な人との縁が訪れるから、執着を手放すことでより健やかな愛を育む準備が整ってくる。仕事や日常生活では、これまでのやり方や環境に大きな変化が訪れるかもしれないね。一見不安に感じても、それは成長や新しい挑戦へのステップになるはずだよ。正位置では「再生」「新しい始まり」「変化を受け入れる勇気」を意味するから、過去を整理し、新しい未来に向かう準備ができていることを示している。逆位置では「変化への抵抗」「手放せない気持ち」「停滞」を意味しているから、恋愛では終わった関係に執着して前に進めなかったり、仕事では古いやり方にこだわって変化に乗り遅れることもありそう。その場合は「本当に必要なものだけを残す」ことを意識してみてね。死神のカードは「終わりは新しい始まりのために訪れる」というメッセージも持っているから、別れや変化は痛みを伴うこともあるけれど、その後には必ず新しい可能性が待っているよ。勇気を持って手放して次のステージへと進むとき、きみの人生は再び大きく動き出すはずだよ。