タロット解説:運命の輪(Wheel of Fortune)
No.10 運命の輪 (Wheel of Fortune)
タロットカード 【運命の輪】の解説
タロットカードの大アルカナ「運命の輪(The Wheel of Fortune)」は、大きな転機や循環、運命の流れを象徴するカードで、伝統的な絵柄では大きな輪が描かれ、その周囲にはさまざまな神秘的な存在が配されています。輪の四隅には書物を持つ動物たちが描かれており、知恵や普遍的な真理を象徴しています。輪は常に回り続け、上がるものがあれば下がるものもある。その様子は、人生が常に変化し続けることを表しています。番号は「10」。一区切りと新しい始まりを同時に意味し、「変化の節目」や「運命の流れ」を象徴します。運命の輪は「人生は常に循環している」という真理を、鮮やかに示しているカードなのです。一般的な解釈として、運命の輪は「転機」「チャンス」「変化」「流れ」を意味します。恋愛では、運命的な出会いや急な展開を暗示し、仕事では、思いがけないチャンスや状況の急な好転を示すことがあります。ポジティブな側面では「幸運の訪れ」「チャンスをつかむ」「流れに乗る」ことを表し、ネガティブな側面では「不運」「停滞」「流れに逆らうことによる混乱」を意味します。運命の輪のカードは「すべては巡り、動き続ける」ということを思い出させてくれる存在なのです。
こだたまは【運命の輪】のカードを どう読んでいる?
運命の輪のカードを引いたときのメッセージは「流れに身を任せることで運が味方する」っていう感じかな。恋愛や対人面では、偶然の出会いや思わぬきっかけから関係が進展する可能性があるから、相手との距離が急に縮まるような出来事が起こるかもしれないね。仕事や日常生活では、新しいチャンスが舞い込む時期になってくるから、思い切って挑戦すれば運命の後押しを受けられそうだよ。ただしチャンスはいつまでも待ってくれないから、流れが来たときに勇気を持って飛び込むことが大切になってくるよ。正位置では「幸運」「チャンス」「流れに乗る」ことを意味するから、物事がスムーズに進みやすく、思わぬ幸運に恵まれるタイミング。逆位置だったら「停滞」「不運」「タイミングの悪さ」を意味するから、恋愛ではすれ違いや誤解が生じやすく、仕事では思わぬトラブルに巻き込まれることもありそう。でも逆位置はずっと悪いままではなくて、「流れが変わる前の一時的な停滞」って考えると理解しやすいかもしれないね。運命の輪のカードは「人生の流れを信じることの大切さ」を教えてくれているから、上がるときもあれば下がるときもある。でも、その変化のすべてが新しい未来への準備になっている。流れを恐れず、今の瞬間をしっかり生きることで、次に訪れる幸運をしっかりとつかむことができるはずだよ。