タロット解説:節制(Temperance)

No.14 節制 (Temperance)

節制(Temperance)

タロットカード 【節制】の解説

タロットカードの大アルカナ「節制(Temperance)」は、調和やバランス、そして中庸を象徴するカードで、伝統的な絵柄では大天使が二つのカップの間で水を行き来させている姿が描かれています。片足は水に、もう片足は地に置かれ、天と地をつなぐように立つその姿は「調和」や「バランス」を象徴しています。背後に描かれた虹や光は「希望」と「自然な流れ」を示し、無理のない安定を象徴しています。番号は「14」。極端さを避け、中庸を保ちながら物事を進めていく力を意味します。節制は「違うものを組み合わせて調和をつくり出す」ことをテーマにしたカードで、柔軟さと落ち着きを同時に教えてくれます。一般的な解釈として、節制は「調和」「バランス」「癒し」「自然な流れ」を意味します。恋愛では、無理をせず自然体で関わることで関係が安定することを示し、仕事では、過度な努力や焦りを避け、持続可能な形で物事を進めることを暗示します。ポジティブな側面では「心身の安定」「協調性」「柔軟さ」を表し、ネガティブな側面では「優柔不断」「中途半端」「不調和」を意味します。節制は「無理をしないで、ちょうど良いバランスを探すこと」の大切さを伝えているのです。

こだたまは【節制】のカードを どう読んでいる?

こだたま

節制のカードを引いたときのメッセージは「自然な流れを信じてみよう」っていう感じかな。恋愛や対人面では、背伸びをせず、自分も相手もありのままでいられることが一番の魅力になるから、無理に関係を進めようとせずにゆったりと育む姿勢が信頼を深めていくと思うよ。仕事や日常生活では、ペース配分がカギになってくるね。頑張りすぎるより、休むときは休むことで集中力や効率が高まって、結果として良い成果につながっていくと思うよ。健康面でも生活リズムを整えたり心身のバランスを取ることが重要になってくるね。正位置では「調和」「安定」「無理のない前進」を意味するから、人間関係や仕事の場面で周囲と良いバランスを保ちながら進めることができると思う。逆位置だったら「不調和」「極端さ」「心の乱れ」を意味するから、恋愛では依存や無関心など、どちらかに偏った関係になりやすく、仕事では頑張りすぎや怠けすぎといったアンバランスが問題を生むことがありそう。その場合は「小さな調整を重ねること」が大切になってくるね。節制のカードは「ちょうど良いペースこそが最も強い」っていうメッセージを持っているから、無理にスピードを上げなくても、自然な流れの中で心地よい調和を見つければ物事は長く安定して続いていくよ。だからきみの中の「ちょうど良い」を信じてみてね。